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滝口寺(京都)


滝口寺 表門


 滝口寺(たきぐちでら)は
京都市右京区にある
浄土宗の寺院である。

 嵯峨の小倉山の麓、
祇王寺へ向かう石段を登り
さらに左手上にある。
  参考→祇王寺

 法然上人の弟子・良鎮
(りょうちん)が創建した
往生院の子院が起源とされる。
旧寺名は往生院三宝寺。

 平家物語で語られる滝口
入道と横笛の悲恋伝説がある。

 滝口入道は建礼門院に
仕える横笛と恋仲となるが
父の反対に遭い出家。

 横笛が会いに来るが
追い返される悲恋の地という。

 本堂には滝口入道と横笛
の木造が安置されている。
玉眼で鎌倉後期の作、
往生院遺物の一つとされる。

 参道の「横笛歌石」は
横笛が指先を切った血で
滝口へ歌を残したと伝える。

 竹藪のなかに滝口入道と
平家一門の供養塔がある。
また、新田義貞の首塚、
勾当内侍の供養塔などもある。


滝口寺 本堂


所在地 京都市右京区嵯峨亀山町10-1
山号 小倉山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
開基 良鎮
備考 滝口入道と横笛の悲恋伝説



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