祇王寺(京都)
祇王寺(ぎおうじ)は
京都市右京区にある
真言宗大覚寺派の寺院。
小倉山麓の竹と楓に
囲まれた草庵、大覚寺
塔頭、往生院と号する。
法然上人の弟子・良鎮
(りょうちん)が創建した
往生院が起源と伝える。
中世期以降は荒廃し
今の祇王寺は往生院の一院
として残ったものという。
平家物語でも知られる
白拍子・祇王の伝説がある。
近江生まれの祇王は
母・刀自(とじ)と妹・祇女
とともに入洛し白拍子となる。
祇王は平清盛の寵愛を
受けるが清盛の仏御前への
心変わりで出家。母妹、
後に仏御前も尼となる。
藁葺の本堂には本尊・
大日如来が祀られている。
堂内には、祇王の他、
母・刀自、妹・祇女、仏御前、
平清盛の木像も安置する。
控の間の円い吉野窓は
影が虹色に現れれるといわれ
「虹の窓」とも呼ばれる。
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本堂 |
所在地 |
京都市右京区嵯峨鳥居本小坂32 |
山号 |
高松山 |
宗派 |
真言宗大覚寺派 |
本尊 |
大日如来 |
備考 |
祇王、祇女姉妹ゆかりの尼寺 |
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