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安楽寺(京都)


安楽寺 石柱


 安楽寺(あんらくじ)は
京都市左京区にある
浄土宗の寺院である。

 法然院の南、東山三十六峰
の一つ、善気山の山麓にある。
  参考→法然院

 通称「松虫鈴虫寺」とも
呼ばれ、創建について
次のような伝承がある。

 松虫、鈴虫は今出川
左大臣の娘・姉妹で後鳥羽
上皇の寵愛を受けた侍女。

 浄土宗の開祖法然の弟子・
住蓮・安楽上人の説法に
感化し姉妹は密かに出家。

 これが上皇の怒りを招き
両上人は死罪。1207年
(建永2年)、世にいう
「建永の法難」である。

 法然も四国に流罪となるが
赦され両上人の菩提を弔い
「住蓮山安楽寺」と名付けて
建立したと伝える。

 風情ある萱葺の山門は
紅葉の名所でもある。
境内に安楽・住蓮と
松虫、鈴虫の供養塔が立つ。

 中風除け「かぼちゃ
供養」でも知られている。


安楽寺 山門


所在地 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町21
山号 住蓮山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
別称 松虫鈴虫寺
備考 かぼちゃ供養



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