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六道珍皇寺(京都)


六道珍皇寺 本堂


 六道珍皇寺
(ろくどうちんのうじ)は
京都市東山区にある
臨済宗建仁寺派の寺院である。

 六道は仏教の死後の道で
天上、人間、修羅、畜生、
餓鬼、地獄道をいう。

 一帯はかっての葬送の地で
「この世」と「あの世」の分岐点
「六道の辻」と呼ばれた。

 門前に「六道の辻」の碑があり
通称「六道さん」で知られる。

 創建は定かでないが
鳥部氏の氏寺が前身とも
大安寺・慶俊の創建ともいう。

 閻魔堂には閻魔大王像と
閻魔大王に仕えたという伝説の
小野篁(おのたかむら)像を祀る。

 本堂裏の「冥土通いの井戸」は
篁が冥界に通ったと伝わる。

 篁は和歌、漢詩にも優れるが
奇行でも知られる。引接寺
(千本ゑんま堂)の開祖ともいう。
  参考→引接寺  

 京の盆は精霊がこの世に
よみがえってくると伝わる
当寺の迎え鐘で始まるされる。
 
 お盆には祖先の霊を迎える
「六道まいり」の参拝客で賑わう。


六道珍皇寺 鐘楼(迎え鐘)


所在地 京都市東山区松原通東大路
西入ル4丁目小松町595
山号 大椿山
宗派 臨済宗建仁寺派
本尊 薬師如来
通称名 六道さん
備考 六道まいり



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