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引接寺(京都)


引接寺 石柱


 引接寺(いんじょうじ)は
京都市上京区にある
高野山真言宗の寺院である。

 一般には「千本ゑんま堂」
の通称で親しまれている。

 京都の三大埋葬地の一つ
の蓮台野の入り口にある。

 平安時代、小野篁(たかむら)
が閻魔王を刻み安置した
のが始まりといわれる。

 その後、比叡山恵心僧都
の弟子・定覚上人が
藤原道長の後援を得て
開山したとされる。

 諸人化導引接仏道
の道場として「光明山
歓喜院引接寺」と命名。

 本尊の閻魔王は高さ2.4m
鎌倉時代の定勢作と伝わる。
千本ゑんま堂狂言は定覚の
念仏踊りに始まると云われる。

 壬生寺、釈迦堂とともに
京都三大念仏狂言とされる。
壬生狂言などとは違い
台詞があるのが特徴という。
  参考→壬生寺

 境内には花が普賢菩薩が
乗る白象の鼻に似ている
という普賢象桜がある。


引接寺 本堂


所在地 京都市上京区千本通鞍馬口下ル閻魔前町34
山号 光明山
宗派 高野山真言宗
本尊 閻魔王
開基 小野篁
備考 千本ゑんま堂(通称)



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