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東北院(京都)


東北院 本堂


 東北院(とうぼくいん)は
京都市左京区浄土寺にある
時宗の寺院である。

 真如堂近くにあり
所在町名も真如町である。
  参考→真如堂

 寺伝によれば、1030年
(長元3年)一条天皇中宮・
上東門院彰子の発願により
創建されたと伝える。

 中宮の父・藤原道長が
建立した法成寺の境内の
東北の位置にあったことから
東北院と呼ばれる。

 上東門院に仕えていた
歌人である和泉式部が
道長から与えられた一堂で
暮らしていたと云われる。

 その和泉式部が植えた
と伝わる白梅の老木
「軒端の梅」が本堂脇にある。
現在3代目という。

 室町時代の世阿弥作
の謡曲「東北」でも知られる。

 謡曲では訪れた旅の僧が
境内の梅の花を見て
法華経を唱えると式部の
霊が現れ思い出を語る。

 平安時代の美貌で歌才豊かな
和泉式部ゆかりの寺である。


東北院 弁財天堂


所在地 京都市左京区浄土寺真如町83
山号 雲水山
宗派 時宗
本尊 弁財天
創建年 (伝)1030年(長元3年)
開基 (伝)上東門院彰子
備考 和泉式部ゆかりの寺



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