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乙訓寺(京都)


乙訓寺 表門


 乙訓寺(おとくにでら)は
京都府長岡京市にある
真言宗豊山派の寺院である。

 創建は定かでないが
寺伝によると、推古天皇
の勅願により聖徳太子が
建立したと伝える。

 784年(延暦3年)
桓武天皇が長岡京遷都の際
京内七大寺の筆頭として
大規模に増築されたという。

 藤原種継暗殺事件の
首謀者の一人として
嫌疑をかけられた早良親王が
幽閉された場所とも云われる。

 一時、嵯峨天皇は
早良親王の怨霊を鎮めるため
弘法大師を別当に任じたという。

 宝形造本瓦葺の本堂には
本尊の「合体大師像」を祀る。
弘法大師と八幡神の合作
という伝承がある。

 地蔵堂には日限地蔵尊、
毘沙門天堂には毘沙門天
立像が安置されている。

 豊山派総本山である長谷寺
(奈良)より2,000株の牡丹が
移植され見頃の4月下旬には
大勢の参拝客で賑わう。
  参考→長谷寺


乙訓寺 本堂


所在地 京都府長岡京市今里3-14-7
山号 大慈山
宗派 真言宗豊山派
本尊 合体大師像
開基 (伝)聖徳太子
別称 牡丹寺
備考 京都洛西観音霊場6番



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