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長谷寺(奈良)


長谷寺 登廊(のぼりろう)


 長谷寺(はせでら)は
奈良県桜井市にある
真言宗豊山派の総本山である。

 大和と伊勢を結ぶ初瀬街道
沿いにあり長谷寺に寄り伊勢
神宮への参拝者も多かったという。 

 創建は定かでないが
道明上人が西の岡(本長谷寺)
に銅板法華説相図を祀ったのが
起源とも伝わる。

 その後、徳道上人が聖武
天武天皇の勅願により十一面
観世音菩薩を東の岡(現在の
長谷寺)に安置したいう。

 長谷寺の総門・仁王門と
本堂を結ぶ399段の登廊は
約200mある。

 本堂(国宝)は東大寺仏殿
に次ぐ最大級の規模である。
崖上の外舞台は五重塔など
境内の見晴らしが良い。

 本堂の本尊・十一面
観世音菩薩は高さ10mを超え
右手に錫杖、左手に華瓶を
持つ長谷寺形観音である。

 本尊に向かって左脇侍に
雨宝童子立像、右脇侍に
難陀龍王立像を安置する。 

 牡丹をはじめ桜など
花の御寺として知られる。

長谷寺 本堂の舞台より五重塔


所在地 奈良県桜井市初瀬731-1
山号 豊山
宗派 真言宗豊山派
寺格 総本山
本尊 十一面観音
開基 道明
正式名 豊山 神楽院 長谷寺
別称 花の御寺
備考 西国三十三箇所8番



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