常照寺(京都)
常照寺(じょうしょうじ)は
京都市北区にある日蓮宗の寺院。
寺地は本阿弥光悦が
徳川家康より拝領した
光悦村の一部と云われる。
参考→光悦寺
1616年(元和2年)
光悦の土地の寄進とその子の・
光嵯の発願により日乾上人を
招き開創したとされる。
日乾は日蓮宗中興の祖・
身延山久遠寺21世である。
僧侶を養成する学問所
「檀林」(学寮)を設立。
鷹峰檀林と云われ
大小30余棟の堂宇が並び
数百人の学僧で栄えたという。
「吉野の赤門」と呼ばれる
朱塗りの山門は吉野太夫が
寄進したものとされる。
太夫は廓の名妓で才色兼備、
教養が高くその美貌は中国(唐)
にまで伝わったと云われる。
京の豪商・文化人の
灰屋(佐野)紹益との出会いは
歌舞伎などでも知られる。
全国でも珍しい帯に
感謝する「帯塚」がある。
四国吉野川産の吉野石を使い
中根金作の作庭という。
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本堂 |
所在地 |
京都市北区鷹峯北鷹峯町45 |
山号 |
寂光山 |
宗派 |
日蓮宗 |
本尊 |
十界大曼茶羅 |
創建年 |
1616年(元和2年) |
開基 |
本阿弥光嵯 日乾(開山) |
備考 |
吉野太夫ゆかりの寺 |
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