誠心院(京都)
誠心院(せいしんいん)は
京都市中京区にある
真言宗泉涌寺派の寺院。
新京極の商店街に立つ。
平安の歌人で知られる
和泉式部が初代住職で、
また、墓塔もあり
「和泉式部寺」とも云われる。
藤原道長が娘の上東門院彰子
(一条天皇中宮)に仕えた
和泉式部のために東北院内に
一庵を建立したのが起源とされる。
和泉式部の没後、法名
「誠心院専意法尼」から
寺名を誠心院に改称したという。
娘に先立たれた和泉式部は
世の無常に尼となり誓願寺で
庵を結び往生したといわれる。
参考→誓願寺
和泉式部の供養塔という
宝篋印塔は高さ3.4mあり
この種の塔では最大級という。
本堂には本尊の
阿弥陀如来像が安置される。
和泉式部が仕えた中宮彰子
から賜わったといわれる。
他に和泉式部像、
藤原道長像も安置され
3月21日の開山忌に公開、
当日は謡曲も奉納される。
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本堂 |
所在地 |
京都市中京区新京極通六角下ル中筋町487 |
山号 |
華嶽山 |
宗派 |
真言宗泉涌寺派 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
開基 |
藤原道長 |
備考 |
和泉式部寺 |
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