佛光寺(京都)
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大師堂門 |
佛光寺(ぶっこうじ)は
京都市下京区にある
真宗佛光寺派の本山である。
寺伝によると、1212年
(建暦2年)親鸞が
配流赦免後、山科に建立の
興正寺が起源と伝わる。
のち、7世了源が
渋谷(しぶたに)に移し
佛光寺に改称、了源は
中興の祖とされる。
佛光寺は隆盛を極め
青蓮院の末寺に過ぎない
本願寺を凌いでいたという。
しかし、12世性善の長男
経豪が本願寺の蓮如に帰依し
山科に再び興正寺を興し
本願寺に帰参し寺勢も衰える。
参考→興正寺
1586年、秀吉の懇請
により現在地に移転。
「仏光寺通」の地名ともなる。
幕末維新には女性の門主・
27世真意尼が復興に尽くす。
阿弥陀堂(本堂)と大師堂
が東面して並ぶ真宗特有
の伽藍配置となっている。
阿弥陀堂には本尊の
阿弥陀如来像、大師堂には
親鸞聖人坐像を安置する。
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阿弥陀堂と大師堂 |
所在地 |
京都市下京区高倉通仏光寺下ル新開町397 |
山号 |
渋谷山 |
宗派 |
真宗佛光寺派 |
寺格 |
本山 |
本尊 |
阿弥陀如来 |
創建年 |
(伝)1212年(建暦2年) |
開基 |
(伝)親鸞 |
備考 |
了源(中興の祖) |
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