六角堂(京都)
六角堂は京都市中京区
六角通にある宗派単立の寺院。
正式には頂法寺だが一般には
六角堂の通称名で呼ばれる。
六角堂は本堂が平面
六角形であることに由来する。
寺伝によれば聖徳太子が
この地を訪れ沐浴後の夢告に
により御堂を建て念持仏を
安置したのが起源とされる。
太子沐浴の池畔に
小野妹子が一宇を建て
毎朝本尊に花を供えたのが
生け花の始まりという。
室町時代には華道池坊
に発展、池坊の名は
太子沐浴の池に因むとされる。
本堂前の柳は枝が地面
すれすれまで垂れ下がり
「地ずり柳」と呼ばれる。
本堂の本尊・如意輪観音は
太子ゆかりの本尊と伝え
秘仏でお前立が安置される。
本堂東側の平らな石は
「へそ石」と云われ京の中心とも
旧本堂の礎石とも伝えられる。
応仁の乱後、革堂と並び
町衆の自治活動の拠点となる。
西国三十三箇所第18番。
参考→革堂
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本堂 |
所在地 |
京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248 |
山号 |
紫雲山 |
宗派 |
単立 |
本尊 |
如意輪観音 |
開基 |
(伝)聖徳太子 |
正式名 |
紫雲山 頂法寺 |
備考 |
西国三十三箇所18番 |
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