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革堂(京都)


革堂 山門


 革堂(こうどう)は京都市
中京区にある天台宗の寺院。
正式には行願寺だが一般には
革堂の通称名で呼ばれる。

 鹿皮を常に身にまとい皮聖
(かわのひじり)と呼ばれた
行円上人ゆかりの寺である。
寺名もこれに由来する。

 その行円(ぎょうえん)が
1004年(寛弘元年)に
一条小川に開いた一条革堂が
その起源とされる。

 行円はもと猟師で
雌鹿を射ちその腹から子鹿が
誕生するのを見て殺生の非を
悟り仏門に入ったと云われる。

 本堂は入母屋造、正面
千鳥破風、軒唐破風の向拝を
持ち京都市指定文化財である。

 本尊の千手観音は
行円が上賀茂神社の
槻木で刻んだと云われる。

 中世には六角堂と共に
京都町衆の集結する町堂の
役割も果たしたという。
  参考→六角堂

 お文悲話伝説に纏わる
「幽霊絵馬」は宝物館にあり
8月に公開される。
西国三十三箇所第19番札所。

革堂 本堂


所在地 京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町17
山号 霊麀山
宗派 天台宗
本尊 千手観音
創建年 1004年(寛弘元年)
開基 行円
正式名 霊麀山 行願寺
備考 西国三十三箇所19番



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