雲龍院(京都)
雲龍院(うんりゅういん)は
京都市東山区にある
真言宗泉涌寺派の寺院、
泉涌寺の別格本山である。
参考→泉涌寺
1372年(応安5年)
後光厳天皇の勅願により
竹巌聖皐を開山として
創建したと云われる。
後小松・称光天皇など
皇室の帰依もあり繁栄。
勅願の寺院であり
皇室との縁も深いことから
別格本山の寺格を有する。
本堂の龍華殿は
さわら材を竹の釘で打った
こけら葺き、貴重なもので
重要文化財に指定されている。
堂内には薬師如来三尊像、
藤原時代作の本尊の薬師
如来坐像を中心に両脇侍
日光・月光像が安置されている。
当院の台所の大黒天像は
「走る大黒天」と云われ
かっての戦神・台所神
の面影を残している。
境内中庭は
風情ある苔に木々が茂る
緑豊かな庭園である。また
紅葉の季節にも人気がある。
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境内中庭 |
所在地 |
京都市東山区泉涌寺山内町36 |
山号 |
瑠璃山 |
寺格 |
別格本山 |
宗派 |
真言宗泉涌寺派 |
本尊 |
薬師如来 |
創建年 |
1372年(応安5年) |
開基 |
後光厳天皇 |
備考 |
西国薬師四十九霊場40番 |
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