天得院(京都)
天得院(てんとくいん)は
京都市東山区にある臨済宗、
東福寺の塔頭寺院である。
参考→東福寺
南北朝時代、正平年間
(1346~1370年)
東福寺第30世・無夢一清
が創建したとされる。
その後、衰退するが
大機慧雄により再興。
文英清韓住菴時代には
豊臣秀吉や秀頼より厚遇される。
秀頼の請に応じ
方広寺の鐘銘を撰文。
これが方広寺鐘銘事件となり
家康に取り壊しを受ける。
参考→方広寺
1789年(天明9年)再建。
1868年(明治元年)に
山内の塔頭・本成寺を合併、
現在に至っている。
桃山時代作庭の庭園は
杉苔に覆われた枯山水。
青や白に彩られた
桔梗が美しく「桔梗の寺」
として知られる。
また、桔梗だけではなく
桜、ツツジ、萩、椿と
四季の花が咲く花の寺で
特に紅葉の時期は賑わう。
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山門 |
所在地 |
京都市東山区本町15-802 |
山号 |
萬松山 |
宗派 |
臨済宗東福寺派 |
本尊 |
千手観音 |
開基 |
無夢一清 |
備考 |
桔梗の寺 |
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