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泰楽寺(奈良)


泰楽寺 表門


 泰楽寺は奈良県
磯城郡田原本町にある
真言律宗の寺院である。

 寺名の読み方は
「じんらくじ」である。

 同じ奈良県でも
「たいらくじ」と読む
泰楽寺が大和郡山市にある。
宗派は融通念仏宗である。

 寺伝によると、
647年(大化3年)
秦河勝(はたのかわかつ)
の建立と伝えられる。

 秦河勝は聖徳太子に
仕えた朝鮮半島からの
帰化人系の氏族で、京都・
広隆寺の開創でも知られる。
  参考→広隆寺 

 泰楽寺の「楽」は
神楽や猿楽などの「楽」で
泰楽とは泰の楽人の意という。

 本尊の千手観音は
百済から聖徳太子に献じられ
河勝に賜ったものとされる。

 聖徳太子・秦河勝が
本尊の脇侍となっている。

 表門は珍しい土蔵門で
中国風造りである。
境内の「阿寺の池」は
弘法大師が造ったと伝える。


泰楽寺 本堂


所在地 奈良県磯城郡田原本町泰庄267
山号 高日山
宗派 真言律宗
本尊 千手観音
創建年 (伝)647年(大化3年)
開基 (伝)秦河勝
備考 秦氏の居住地



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