広隆寺(京都)
広隆寺(こうりゅうじ)は
京都市右京区にある
真言宗系単立の寺院である。
山号は「蜂岡山」である。
蜂岡寺、秦公寺、太秦寺など
の別称がある。聖徳太子信仰
の寺でもある。
603年(推古天皇11年)
秦河勝が聖徳太子から
賜った仏像を本尊として
祀ったことに始まるという。
京都最古の寺と云われる。
河勝は帰化人系の氏族である。
南大門を潜ると講堂が
あり、柱が朱塗りのため
赤堂と呼ばれる。
講堂の背後に本堂の
上宮王院太子殿があり聖徳
太子像を本尊として祀る。
境内一番奥の霊宝殿には
貴重な仏像がずらりと並ぶ。
国宝第1号の宝冠弥勒菩薩
半跏思惟像は優雅に微笑み
東洋のモナリザとも言われる。
同名の菩薩像(国宝)は
「泣き弥勒」で知られる。
他に、314cmの木造不空羂索
観音立像等3体の巨大仏像、
十二神将立像などがある。
所在地 |
京都市右京区太秦蜂岡町32 |
山号 |
蜂岡山 |
宗派 |
真言宗系単立 |
本尊 |
聖徳太子(上宮王院本尊) |
創建年 |
603年(推古天皇11年) |
開基 |
秦河勝 |
別称 |
蜂岡寺、秦公寺、太秦寺 |
備考 |
聖徳太子霊跡24番 |
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