大福寺(奈良)
大福寺は奈良県
北葛城郡広陵町にある
高野山真言宗の寺院である。
大福寺という寺名は
静岡・浜松市、三重・名張市、
和歌山市など全国にある。
同じ奈良県でも
融通念仏宗、黄檗宗の
同じ寺名の大福寺がある。
創建は定かではないが
聖徳太子によって
開創されたと伝えられる
本堂には本尊・薬師如来
座像が安置されている。
十一面観音立像は
右手に錫杖を持つ
いわゆる長谷寺式である。
数少ない三尊形式であり、
脇侍には難陀龍王像、
雨宝童子像が安置される。
板絵両界曼荼羅図は
県の文化財に指定されている。
江戸時代、徳川将軍家
からの朱印状が残っており
繁栄の足跡はある。
しかし、富貴寺と同じく
無住の寺となっている。
参考→富貴寺
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本堂 |
所在地 |
奈良県北葛城郡広陵町的場80 |
山号 |
満嶋山 |
宗派 |
高野山真言宗 |
本尊 |
薬師如来 |
備考 |
無住の寺 |
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