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来迎寺2(鎌倉)


来迎寺 石標


 来迎寺(らいこうじ)は
鎌倉市材木座にある時宗の寺院。

 来迎寺という寺名の寺院は
同じ鎌倉でも西御門
(にしみかど)にもある。
  参考→来迎寺(西御門)

 鎌倉三十三観音札所
西御門の来迎寺は5番
材木座の当寺院は14番である。

 1194年(建久5年)源頼朝が
三浦大介義明の霊を弔い建てた
真言宗・能蔵寺が前身という。

 義明は三浦半島・衣笠城主
頼朝旗揚げの時に頼朝に加勢して
平家方軍勢と闘い89歳で戦死。

 頼朝が亡くなった後
音阿上人が時宗に改宗し、
来迎寺に改名したとされる。

 頼朝が義明の17回忌で
「義明は心の中で生きている」
と伝えたと云われる。

 義明は享年89歳+17回忌
「百六つ義明公」と呼ばれる。

 本尊は阿弥陀如来三尊、
義明の守護仏とされる。
聖観音菩薩像は「子育て
観音」として親しまれている。

 本堂横には義明の五輪塔、
本堂裏には三浦一族の墓がある。

来迎寺 本堂


所在地 鎌倉市材木座2-9-19
山号 隋我山
宗派 時宗
本尊 阿弥陀如来三尊
創建年 1194年(建久5年)
開基 源頼朝
備考 鎌倉三十三観音霊場14番札所



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