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来迎寺(鎌倉)


来迎寺 石柱門 


 来迎寺(らいこうじ)は
鎌倉市西御門にある
時宗の寺院である。

 鎌倉駅からは2kmほど
離れた西御門(にしみかど)
の閑静な住宅街の奥にある。

 左「来迎寺」、右「満光山」
という石柱門の間を通り
石段を登ると本堂に出る。

 本堂は鎌倉では珍しく
民家風でひっそりと佇む。

 本堂には中央に本尊の
阿弥陀如来像、その右手に
如意輪観音半跏像を安置する。

 半跏像は木造、ほぼ
等身大で片膝に右肘をつき
頬に手を当てる姿勢である。

 宋風の複雑な衣文、粘土
での装飾「土紋」といわれる
鎌倉特有の技法も見られる。

 豊かな肉付き、温和な
表情のなかにも艶やか仕草、
眼差しが印象的である。

 東慶寺の水月観音と並び
称される鎌倉を代表する
仏像の一つと言われる。

 半跏像は安産の守護仏
として女性に信仰される。


来迎寺 本堂


所在地 鎌倉市西御門1-11-1
山号 満光山
宗派 時宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 1293年(永仁元年)
開山 一向後聖
備考 鎌倉三十三所観音霊場第5番



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