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佛日庵(鎌倉)


佛日庵 門


 仏日庵(ぶつにちあん)は
鎌倉市山ノ内の「円覚寺」内
にある塔頭寺院である。
   参考→円覚寺

 塔頭(たっちゅう)は大寺院の
敷地内にある小寺院や別坊をいう。

 1284年(弘安7年)
に没した円覚寺の開基である
北条時宗の廟所である。
    
 廟所(びょうしょ)は
先祖や貴人の霊を祀った所。

 天文年間(1532~55)
以後に玉泉軒から入った
鶴隠周音が中興して塔頭とする。

 境内には茅葺の瀟洒な開基廟
があり時宗の他、貞時・高時
の木造が安置されている。

 開基廟は1811年(文化8年)
に改築されている。

 廟内の十一面観音坐像は
鎌倉三十三観音霊場
第33番札所となっている。

 川端康成の「千羽鶴」で
知られる茶室烟足軒がある。
時宗の命日の4日には
茶会「四日会」が催されている。

 本堂には地蔵菩薩坐像、
鶴隠周音木像が安置されている。

佛日庵 開基廟


所在地 鎌倉市山ノ内434
宗派 臨済宗円覚寺派
開基廟 北条時宗(1284年没)
中興 鶴隠周音(塔頭)
開基廟改築 1811年(文化8年)
備考 鎌倉三十三観音霊場第33番札所



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