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今宮坊(埼玉)


今宮坊 観音堂


 今宮坊(いまみやぼう)は
埼玉県秩父市にある
臨済宗南禅寺派の寺院。

 「秩父三十四箇所」
観音霊場14番札所である。

 近くの今宮神社とは
明治の神仏分離令までは
同じ場所にあり、神仏
習合の寺院であった。

 長岳山正覚院金剛寺と
いわれ、修験道の総本山で
有名な聖護院(京都)の
直末として栄えたという。
  参考→聖護院

 大宝年間(701-04年)
役行者が水を司る神・ 
八大龍王を祀ったのが
始まりと云われる。

 観音堂は間口奥行とも
三間の方形造り、江戸
時代の建立とされる。

 本尊・聖観世音菩薩は
像高57.7cmの木造漆箔、
半跏趺坐像である。

 雲中出現の霊像と
いわれる秘仏で午歳に
開帳される。

 飛天像は跪座して雲に
乗る姿で曲線美に富み
市指定有形文化財である。


今宮坊 勢至堂


所在地 埼玉県秩父市中町25-12
山号 長岳山
宗派 臨済宗南禅寺派
本尊 聖観世音菩薩
備考 秩父三十四箇所14番



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