戒律
出家、在家とも人数が
増えるに伴い、様々な
問題が生ずるようになる。
参考→出家と在家
そこで仏教徒としての
心がけや規律が生まれる。
戒と律は本来は別である。
戒は「シーラ」、律は「ヴィヤナ」
の訳語。一般的には戒律として
一緒に使用されることも多い。
戒は在家信者に身につけて
欲しい心的習性で5つある。
五戒
1不殺生戒(殺さない)
2不偸盗戒(盗まない)
3不邪淫戒(淫らな性行為をしない)
4不妄語戒(嘘をつかない)
5不飲酒戒(酒を飲まない)
五戒はあくまで努力目標で
破っても罰はない。
一方、律は出家した僧侶に
対するものでより厳しい。
男性出家者を比丘(びく)、
女性出家者を比丘尼(びくに)
というが、比丘は250、
比丘尼は348もある。
衣食住の些細なもの
から異性関係のものまで
数多く決められている。
破ると破門を含む罰則がある。
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