サンガ
「仏・法・僧」の僧は
僧伽の略。サンスクリット語
のサンガsaṃghaに対する
音写語である。
参考→仏・法・僧
サンガは仏教集団として
特異な工夫がみられる。
釈迦は自分の体験から
悟りへの修行の道は
時間と労力がかかる。
また、執着を捨てる
ことは並大抵ではない。
そこで、財産を処分
して身一つでサンガに
入らせることにした。
財産の没収ではなく
所有欲を封じるためである。
持って良いものは
托鉢(食べ物を受ける鉢)、
僧服3枚と最低限の
日用品だけである。
生産活動を禁止し
完全に無職となる。
妻子、親兄弟との
繋がりを絶ち、人間
関係の執着をなくす。
自分を煩わせる執着を
捨て悟りへの精進に専念、
そんな環境を整える。
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