苦行と悟り
釈迦は6年間、「苦行」
するも断念している。
参考→釈迦の生涯
苦行は具体的には止息と
断食を中心としたという。
止息は出息入息を止める
苦行で仮死状態になり
断食では骨と皮だけの
凄い形相となる。
その姿・「釈迦苦行像」は
日本の各地で見られる。
しかし、悟りを得ず断念。
村の娘・スジャータからの
乳がゆで救われ心身を回復。
仲間から脱落者と嘲笑
されるが、体を痛めつけたり
断食をしても悟りに至らない。
苦行の無意味さを知る。
何事も中道が肝心。
それよりも徹底的に
「考え抜くこと」が肝要。
そこで瞑想が始まる。
苦行の是非ではない。
苦行では悟りは得られない。
この釈迦の体験はどれだけ
今、真に理解されているか?
釈迦苦行像があれだけ
苦行しなければいけないのかと
逆に誤解を与えるとしたら
釈迦は不本意かも知らない。
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