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多坐弥志理都比古神社(奈良)


鳥居


 多坐弥志理都比古神社
(おおにますみしりつひこじんじゃ)は
奈良県磯城郡にある神社。

 近鉄橿原線「笠縫」駅より
徒歩20分程の所にある。

 この地は多氏の拠点で
多氏の祖神・「神八井耳命」が
祀られ、一般には「多神社
(おおじんじゃ)」と呼ばれる。

 神八井耳命は神武天皇の
長子。弟に皇位を譲り「身を
退いた」ミシリツヒコ「弥志理
都比古」とされる。

 記紀神話によれば、
BC580年(綏靖天皇2年)、
神八井耳命は自ら神祇を祀り
これを創始としている。

 延喜式神名帳の
大和国十市郡「多坐彌志理
都比古神社二座」に比定
される式内社(名神大)。

 本殿は拝殿後方に
東西に1間社が4棟並ぶ。

 1社・神倭磐余彦尊(神武天皇)、
2社・神八井耳命、3社・神沼河耳命
(綏靖天皇)、4社・姫御神(玉依姫命・
神八井耳命の祖母)。
 
 境内に古事記の撰録に
あたった「太安万侶」を
祀る小社神社がある。


本殿


所在地 奈良県磯城郡田原本町多569
主祭神 神倭磐余彦尊、神八井耳命、
神沼河耳命、姫御神
社格等 式内社(名神大)、旧県社
別称 多神社
備考 多氏の祖神



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