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金鑚神社(埼玉)


拝殿


 金鑚神社(かなさなじんじゃ)は
埼玉県児玉郡にある神社。

 御室山を神体山とし
本殿はない。長野・諏訪
大社、奈良・大神神社と
同様の古代祭祀様式。

 武蔵国総社の大國魂
神社に祀られ、例祭の
「くらやみ祭」に参列する
武州六社の一つである。

 武蔵国五宮とされる。
氷川神社を一宮とする頃は
二宮ともされ、地名「二ノ宮」は
これに因むという。

 社伝では、日本武尊が
東征の際、火鑽金を御室山に
納め天照大神と素戔嗚尊を
祀ったのが草創と伝わる。

 火鑽金(火打金)は
草薙剣と共に倭姫命から
授けられたものとされる。

 社名「金鑚(かなさな)」は
砂鉄「金砂(かなすな)」が語源
との説がある。周辺で良好な
砂鉄が得られているという。

 多宝塔は高さ約14m、
柿葺き、1534年(天文3年)
の建立。国の重要文化財。

 御岳の「鏡岩」は国の
特別天然記念物である。


多宝塔


所在地 埼玉県児玉郡神川町字二ノ宮750
主祭神 天照大神、素戔嗚尊
神体 御室山(神体山)
社格等 式内社(名神大)、
武蔵国五宮(二宮)、
旧官幣中社、別表神社
備考 武州六社



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