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神明大神宮(神奈川)


鳥居


 神明大神宮(しんめいだいじんぐう)は
神奈川県茅ケ崎市にある神社。

 道幅が狭く曲がりくねった
円蔵の地にある。「円蔵九十九
曲り」と呼ばれ敵が一気に
攻めこまない工夫という。

 一帯は大庭御厨の領主・
大庭景義の館址(懐島城址)。

 創建は定かでないが 
承安年間(1171-74)、
館の鬼門に伊勢神宮を
勧請して創建したという。

 大庭御厨は鎌倉権五郎
景政により開発された伊勢
神宮への寄進地荘園。

 現在の寒川町、茅ヶ崎市、
藤沢市にまたがる相模国最大
の御厨だったという。

 鎌倉権五郎景政は鎌倉
の御霊神社に祀られている。
大庭景義はその曾孫である。

 大庭氏はその子・景兼が
和田合戦で敗れ滅亡。
 
 社殿裏には懐嶋館跡碑、
大庭景義立像、宝篋印塔、
五輪塔などが所狭しと並ぶ。

 円蔵九十九曲り、社名の
大神宮、境内の史跡群などに
足跡としての歴史を感じる。


拝殿


所在地 神奈川県茅ケ崎市円蔵2282
主祭神 天照大神
備考 懐島城址



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