宇治神社(京都)
宇治神社は京都府宇治市に
ある神社である。宇治川の
宇治橋上流にあり宇治上神社
と隣接している。
明治までは宇治上神社とは
二社一体の存在で、当社は下社、
若宮、宇治上神社は上社、
本宮と呼ばれたという。
合わせて、宇治離宮明神
(八幡宮)と総称されていたが
明治に入り両社は分離。
平等院建立後はその鎮守社
となり、平等院の参詣者は
神社に参詣してから宇治川を
舟で渡ったと云われる。
主祭神は「菟道稚郎子命
(うじのわきいらつこのみこと)。
この地の産土神(うぶなすがみ)
として信仰される。
命は聡明で百済で学問を極め
学業、受験の神様の信仰がある。
父・応神天皇の寵愛を受け
皇太子なるが兄(後の仁徳天皇)
に皇位を譲り自殺した悲劇の
皇太子と云われる。
仁徳天皇により神霊を祀った
のが宇治神社の始まりともいう。
命が宇治に入る際、兎が
見返りながら道案内したという
「みかえり兎」の伝承がある。
| 所在地 |
京都府宇治市宇治山田1 |
| 主祭神 |
菟道稚郎子命 |
| 社格等 |
式内社 旧府社 |
| 別称 |
離宮明神 |
| 備考 |
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