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被官稲荷神社(東京)


鳥居


 被官(ひかん)稲荷神社は東京都
台東区浅草にある。浅草神社
の境内にある末社である。

 1855年(安政2年)、
京都の伏見稲荷神社から
祭神を勧請したとされる。

 辰五郎の重病な妻が
伏見稲荷神社に祈願し
全快し、お礼を込めて
小社を創建したという。

 辰五郎は上野寛永寺
住職輪王寺宮の家来。上野に
新門を造りその門番となり
新門辰五郎と呼ばれた。

 火消や喧嘩の仲裁など
で活躍した人物である。
歌舞伎やテレビドラマ
「JIN-仁-」にも登場する。

 鳥居は新門辰五郎
により奉納されたもので
「新門辰五郎」の文字が
刻まれている。

 被官とは「官を被(こうむ)る」
とされ、出世、就職に
御利益があるといわれる。

 襲名時に浅草寺で
お練りが行わることもあり
歌舞伎役者にも人気がある。

 中村吉右衛門、中村
時蔵、中村歌六、中村
米吉など歌舞伎役者
奉納の狐象が並ぶ。


拝殿


所在地 東京都台東区浅草2-3-1
主祭神 倉稲魂神
社格等 末社
創建年 1855年(安政2年)
備考 浅草神社末社



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