宇治上神社(京都)
宇治上(うじがみ)神社は
京都府宇治市にある神社である。
隣接する宇治神社とは
明治までは二社一体の存在
であったと云われる。
「古都京都の文化財」として
世界遺産に登録されている。
主祭神は菟道稚郎子命、
応神天皇(第15代、命の父)
仁徳天皇(第16代、命の兄)である。
命は応神天皇の寵愛を受け
皇太子になるも兄のため皇位を
譲るため自殺したの伝承がある。
創建は定かでないが
境内外に天降石、岩神と
呼ばれる巨石があり、磐境信仰
による創祀との説もある。
拝殿は鎌倉前期の建立で
切妻造、檜皮葺き、寝殿造の
遺構とされ、国宝である。
本殿は平安後期の建立で
流造、神社建築としては現存
最古とされ、同じく国宝である。
一間社流造の内殿3棟が
左右に並ぶ。左殿に菟道稚郎子命、
中殿に応神天皇、右殿に
仁徳天皇を祀る。
湧き水「桐原水」は唯一現存
する宇治七名水の1つとされる。
所在地 |
京都府宇治市宇治山田59 |
主祭神 |
菟道稚郎子命 応神天皇 仁徳天皇 |
社格等 |
式内社(小)、旧府社 |
別称 |
離宮明神 |
備考 |
|
|