満月寺浮御堂(滋賀)
満月寺浮御堂
(まんげつじうきみどう)は
滋賀県大津市堅田にある。
琵琶湖上に突き出た
仏堂が湖に浮いているように
見えることから「浮御堂」
の名が付けられたという。
寺伝によれば、平安
時代に、恵心僧都源信が
湖上安全と衆生済度の
ために建立したと伝わる。
浮御堂は木造平屋建、
瓦葺の三間仏堂である。
阿弥陀仏一千体が安置され
「千体仏」と呼ばれる。
現在の建物は室戸台風
による倒壊の後、1937年
(昭和12年)の再建という。
堅田は交通の要所で
行脚中の一休や蓮如が
浮御堂に滞在したと云われる。
浮御堂を背景に雁が列を
なして渡る、近江八景
「堅田の落雁」で名高い。
遠くに近江富士が見える。
京都から比叡山に上り
山内の東塔、西塔、横川と
横断し滋賀県側の坂本に下る。
比叡山の山の景観から
一転、琵琶湖の風景を堪能。
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