三神合祭殿（山形）

　出羽三山神社は
山形県鶴岡市にある。

　社殿は「三神合祭殿」
と呼ばれる。月山神社、
出羽神社、湯殿山神社を
合同で祀る。

　古来より，三山は
山岳修験の霊場である。

　また、神仏習合の
時代は、神仏一体の山
として崇敬される。

　羽黒山は稲倉魂（うか
のみたま）命､月山は
月読（つくよみ）命。

　湯殿山は大山祇（おお
やまつみ）命､大国主命､
少彦名（すくなびこな）
命の3柱を祀る。

　三神合祭殿は自然の
地形に合わせた山岳寺院
特有の景観をみせる。

　1818年(文政元年)、
修験根本道場として再建。
高さ28mの茅葺き屋根、
内部が総漆塗りの権現造。

　山伏が滞在する長床
（ながとこ）などが残り
国の重要文化財である。

　境内を歩いていると
どこからかホラ貝の
音色が響く。

出羽三山神社・境内（山形）