白鬚信仰(滋賀)
白鬚(しらひげ)神社は
滋賀県高島市にある。
全国にある白鬚神社
の総本社とされる。
沖島を背景に琵琶湖
畔に浮かぶ鳥居は「湖中
大鳥居」といわれる。
当社のシンボルとされ
安芸の厳島に因に「近江
の厳島」とも称される。
674年(白鳳2年)、
天武天皇により号を
賜り、別称「比良明神」
とも呼ばれる。
創建は定かでないが
元々の祭神は比良山の
地主神ともいわれる。
また、渡来人が祖神を
祀ったという説もある。
鎌倉時代には武将
から崇敬され、「白鬚
信仰」として各地に広まる。
山形から関東、関西、
山陰、四国、九州の大分、
福岡などで勧請・分祀
され150社ほどある。
白鬚明神は観阿弥に
より猿楽能に取り入られ
謡曲「白鬚」で知られる。
能の中でも「神物」
として尊ばれたという。
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白鬚神社・湖中大鳥居(滋賀) |
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