本尊は帝釈天(鳥取)
摩尼寺(まにじ)は
鳥取県鳥取市にある
天台宗の寺院である。
摩尼山の中腹にあり
大山寺と共に鳥取県の
天台宗の拠点といわれる。
摩尼山は、古来、
亡者の霊魂が集まる場所
として信仰されている。
本尊は「帝釈天」。
帝釈天は梵天と並んで
仏法を守る二大護法神。
四天王を配下とし
居住地は須弥山の頂上の
喜見城とされる。これに
因み、山号は「喜見山」。
往古、湖山長者の
一人娘が帝釈天の化身
だったという帝釈天
伝説がある。
娘が8歳の時、行方
不明になり、探した所、
摩尼山の立岩に帝釈天
として現れたという。
立岩は「神が宿る
岩」、帝釈天出現の
霊地として崇められ
奥の院となっている。
その後、鳥取城の
鬼門にあたり、歴代鳥取
藩主から庇護される。
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摩尼寺・仁王門(鳥取) |
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