山岳信仰の霊場(鳥取)
大山寺(だいせんじ)は
鳥取県西伯郡、大山の
中腹にある。天台宗の
寺院である。
大山は標高1,729m、
中国地方最高峰である。
かつての伯耆国に因み
伯耆(ほうき)大山、
又は、山容から伯耆富士
とも呼ばれる。
奈良時代から山岳信仰
の霊場で知られる。
平安時代以降には
最盛期、100を超える
寺院と3000人以上の僧兵を
かかえたといわれる。
比叡山、高野山、
吉野山に劣らぬ修行道場、
西日本の天台宗の一大
拠点として栄えたという。
718年(養老2年)
金蓮上人が草庵を結び
地蔵菩薩を祀ったことに
始まると伝わる。
860年(貞観7年)
慈覚大師・円仁により
天台宗に改宗。
宝形造りの本堂は
1951年(昭和26年)
の再建とされる。
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大山寺・本堂(鳥取) |
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