鎮魂祈祷(島根)
物部(もののべ)神社は
島根県大田市にある。
宮中において新嘗祭の
前日に行う儀式「鎮魂祭」を
行う神社で知られる。
主祭神は宇摩志麻遅命
(うましまじのみこと)。
石見国に鶴に乗り
降臨したとされ、神紋は
太陽を背負う鶴「日負鶴
(ひおいづる)」である。
古事記・日本書紀に
よれば、「鎮魂祈祷」を
最初に行った神とされる。
命は神武天皇の
平定に尽くし、天皇から
神剣を賜ったと伝わる。
また、神武天皇即位
の際、鎮魂宝寿を祈願
したといわれる。
これが特殊神事として
神代より受け継ぎ、現代
まで続いているという。
鎮魂は魂を揺り動かし
健全な魂に戻すとされ
祈祷専門の神社として
天皇の勅命で社殿建立。
物部氏の祖神とされ
「石見国一宮」として
歴代領主から崇敬される。
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物部神社・鳥居と社殿(島根) |
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