出雲氏族の開拓(埼玉)
氷川(ひかわ)神社は
埼玉県さいたま市にある。
往古、一帯は出雲氏族が
開拓した地とされる。
国造本紀によれば、
12代景行天皇の代に出雲の
氏族が移住したと伝える。
一説には神話の「国譲り」
による移動ともいう。
須佐之男命を中心に
出雲の家族神を祀る。
13代成務天皇の時代に
出雲の兄多毛比(えたもひ)命が
朝廷の命により武蔵国造
となったといわれる。
従って、武蔵国造は
出雲国造と同族とされる。
社名「氷川」は出雲
の「簸川(ひのかわ)」
(現在の斐伊川)に由来
するともいわれる。
洪水の多い荒川を
ヤマタノオロチを象徴
する暴れ川、出雲の簸川に
見立てたとの説もある。
景行天皇の皇子、
日本武尊(やまとたける
のみこと)が東征の際、
当社を祈願所にしたという。
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氷川神社・楼門(埼玉) |
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