妙見信仰(千葉)
千葉神社は千葉県
千葉市にある。かつての
日本有数の「妙見信仰」
の中心地で知られる。
妙見信仰は北極星を
神格化した妙見菩薩に
対する信仰である。
インドの菩薩信仰が
中国で道教の北極星信仰
と習合したものという。
妙見は優れた視力の
意で真理をよく見通す
者。仏教の菩薩ではなく
天部の仏尊とされる。
妙見尊の分霊が祀られ
千葉家の守護神として
代々信仰されてきた。
千葉氏の祖である
平忠常の子・覚算大僧正が
伽藍を整備したといわれる。
千葉妙見宮として
源頼朝の保護、徳川家康
からも朱印地200石と
10万石を受領される。
明治の神仏分離に
より、天之御中主大神
(あめのみなかぬしの
おおかみ)を祭神とする。
妙見尊と大神は長らく
神仏習合の経緯がある。
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千葉神社・尊星殿(千葉) |
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