火災を防ぐ(岩手)
日高神社は岩手県
奥州市水沢区にある。
妙見菩薩と習合し「日高
妙見」とも呼ばれる。
日高火防祭り(ひぶせ
まつり)で知られる。
水沢城下町は度々
火災に遭い、享保年間
以降だけでも5回の大火が
あったといわれる。
復興費用も多額で
大量の木材の伐採で周囲
の山々が禿山になった
という逸話も残る。
水沢城主伊達宗景が
657年(明暦3年)振袖
火事といわれる江戸の
大火によるを災禍を目撃。
火防対策と共に不慮の
惨禍を防ぐため神仏の
加護を図ったという。
日高妙見の日は「火」、
境内祖霊社の瑞山(みずやま)
神社の瑞は「水」に通ずる。
祭の起源には諸説
あるが、両社に祈願し
始めた祭といわれる。
火防祭りは日高囃と
いう囃子を奏でながら
囃子屋台が城下を練り歩く
伝統行事となっている。
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日高神社・拝殿(岩手) |
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