城主の菩提寺(島根)
永明寺(ようめいじ)は
島根県鹿足郡にある
曹洞宗の寺院である。
史跡・観光スポットで
有名な「津和野」にある。
1420年(応永27年)、
津和野城主・吉見頼弘
により創建されたという。
月因性初禅師を
開山に迎えたとされる。
吉見頼弘は1282年
(弘安5年)、能登から
津和野に地頭として赴任。
1295年(永仁3年)、
築城を始め、1324年(正中
元年)2代の頼直の代に
完成したといわれる。
以来、津和野は明治維新
まで城下町として栄える。
永明寺は吉見氏、坂崎氏、
亀井氏と続く津和野城主
の菩提寺となる。
津和野出身の森鴎外
(森林太郎)の墓、
津和野藩領主・坂崎
出羽守の墓がある。
出羽守は千姫事件で
領地没収、切腹という
悲運の最期を遂げた
武将で知られる。
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永明寺・境内(島根) |
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