鬼門の守護神(神奈川)
荏柄(えがら)天神社は
鎌倉市二階堂にある。
平安中期、雷雨と共に
天神の姿絵が降り、草創
したという伝承がある。
源頼朝が最初に鎌倉
幕府を開いた地は「大蔵
幕府」と呼ばれる。
現在の鶴岡八幡宮の
東側近くとされる。
頼朝は大倉の地に
屋敷を構え、東西南北に
門を設けたという。
1180年(治承4年)、
頼朝は当社を幕府の
「鬼門の守護神」
として、社殿を造営。
以降、歴代将軍の
鎌倉幕府の尊社となる。
2代将軍・源頼家が
大江広元に管公300年忌を
盛大に執行させたという。
盛時には福岡の太宰府
天満宮、京都の北野天満宮と
並び、日本三大天神の一つに
数えられたといわれる。
境内の銀杏は樹齢600年、
大風で倒れた鶴岡八幡宮を
除けば鎌倉で最も古く
市の天然記念物である。
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荏柄天神社・拝殿(神奈川) |
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