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奥能登の芽葺屋根(石川)


 阿岸本誓寺
(あぎしほんせいじ)は
石川県輪島市にある
浄土真宗の寺院である。

 能登半島北西部、
奥能登と呼ばれる
鳳至郡門前町にある。

 能登における最古、
最大の寺院といわれる。

 創建については
定かではないが、真言宗・
松岡寺が前身という。

 1268年(文永5年)
善了法師が如信上人に
帰依し真宗に改宗。
「阿岸本誓寺」と改称。

 旧藩時代、前田藩
からの通知を伝達する
触頭(ふれがしら)を
務めたといわれる。

 隆盛時は、真宗大国
といわれる北陸にあって
一向宗の能登の拠点の
一つであったという。

 現在の本堂は1792年
(寛政4年)に再建。
日本三大芽葺屋根の
建物の一つとされる。

 奥能登の芽葺屋根は
本堂前の苔むした石段と
合わせ風情をそそる。


阿岸本誓寺・本堂(石川)



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