遠敷の里(福井)
若狭姫(わかさひめ)神社は
福井県小浜市にある。
遠敷(おにゅう)の里
にあり、「遠敷明神」とも
呼ばれる。
遠敷は古代、中世の
若狭の要地である。
太古、若狭湾の海岸線は
若狭国の国府周辺まで
入り込んでいたとされる。
国府は近江国の国境
から流れる北川と南川に
挟まれた遠敷と呼ばれる
低地にあったという。
中世では丹後街道
と鯖街道とが交わる交通
の要衝でもあった。
当社の南1.5km程に
若狭彦神社がある。
当社を下社、若狭彦
神社を上社として2社で
若狭国一宮、若狭彦神社
と称している。
祭祀の中心は室町
以前は上社、以降は下社で
現在の神事はほとんど
下社の当社で行われている。
祭礼「遠敷祭り」は
五穀豊穣を祈願し、棒振り、
大太鼓が練り歩き賑わう。
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若狭姫神社・社殿(福井) |
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