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山中の神楽殿(群馬)


 榛名神社は群馬県
の榛名山の中腹にある。

 榛名山は妙義山、
赤城山と共に上毛三山
といわれ、古来より山岳
信仰の霊場で知られる。

 境内は奇岩奇景。
御姿岩、九十九折岩、
倉掛岩、鉾岩などが並ぶ。

 そんな立地環境の中、
唐破風(からはふ)造
の神楽殿は本社と向かい
合う位置にある。

 舞台の床の高さも
本社の神に向って神楽を
奏上するため本社の床
の高さに合わせている。

 三方向を吹放ちとし
格天絵として花鳥獣や
神楽面など画かれている。

 神楽の奉納額が掲げられ
「額殿」とも呼ばれる。

 2月の神楽始式、5月
の端午祭と神輿渡御祭に
「神代(じんだい)
神楽」が奉納される。

 男舞22座、巫女舞14座
の36座の演目がある。

 無言、摺り足を基本
とする独特の神楽である。


榛名神社・神楽殿(群馬)



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