八幡神の両親を祀る(福岡)
八幡神は全国で広く
信仰されている。特に歴代
の武将に崇敬された。
八幡神は応神天皇の
神霊といわれ、誉田別命
(ほんだわけのみこと)
とも呼ばれる。
応神天皇の両親は仲哀
(ちゅうあい)天皇と神功
(じんぐう)皇后とされる。
仲哀天皇は古事記、
日本書紀に記される
第14代天皇である。
神功皇后は日本書紀は
気長足姫尊、古事記は
息長帯比売命と表記。三韓
征伐指揮の逸話がある。
その両親を祀るのが福岡
の香椎宮(かしいぐう)である。
古代では、神社ではなく
天皇、皇后の神霊を祀る
「香椎廟」であったという。
平安中頃から神社化。廟
から神社へ特異な変遷をたどる。
現在、「勅祭社」として
10年に一度、天皇からの
勅使が遣わされる。
神話と勅祭社をつなぐ
歴史的伝承ではある。
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香椎宮・社殿(福岡) |
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