利長と利常(富山)
瑞龍寺(ずいりゅうじ)は
富山県高岡市にある。
加賀2代藩主・前田
利長の菩提を弔うために
3代藩主・利常が創建。
利長は実子がなく
30歳以上年下の異母弟の
利常を養嗣子とする。
1605年(慶長10年)、
利長は44歳という若さで
利常に家督を譲る。
利長は隠居後、金沢
から富山へ、富山城炎上で
1613年(慶長18年)、
高岡城を築き高岡へ。
利長は翌年の1614年
(慶長19年)、高岡で死去。
家臣たちは金沢へ引き上げ
廃城。高岡は荒廃。
利常は利長に恩を感じ
高岡の立て直しを図る。
前身の法円寺を利長
の法名瑞龍院(のちの
瑞龍寺)に改めた。
1654年(承応3年)、
伽藍整備に着手。
完成は利長の50回忌
の1663年(寛文3年)
まで約20年を要する。
山号は「高岡山」である。
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瑞龍寺・仏殿(新潟) |
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