三社詣(京都)
京都の貴船(きふね)神社は
本社、結社(ゆいのやしろ)、
奥宮の三社からなる。
結社は本宮と奥宮の中間、
本宮から上流300mの所にあり
中宮(なかみや)とも呼ばれる。
正式な参拝方法は
本宮→奥宮→結社の順と
され、三社詣(さんしゃ
まいり)といわれる。
本宮は水神・高龗神
(たかおかみのかみ)を祀る。
奥宮は本宮の上流
700mの所にあり、以前は
ここが本宮であったいう。
度々の洪水により
1055年(天喜3年)、本宮を
現在地に移転したといわれる。
奥宮は闇龗神(くらおかみ
のかみ)を祀る。高龗神と
同一神とされる。
結社は磐長姫命
(いわながひめのみこと)を
祀る。縁結びの信仰がある。
瓊瓊杵(ににぎ)尊と
磐長姫命と妹の木花開耶姫
(このはなのさくやひめ)
との結婚話に姉は断られる。
姉の磐長姫命は恥じて
縁結びに専念すると、ここに
鎮まったとの伝承がある。
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貴船神社・奥宮神門(京都) |
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