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建鉾山(福島)


 福島県西白河郡の
阿武隈川支流の社(やしろ)
川の流域に「建鉾山
(たてほこやま)」がある。

 標高404mの円錐形
の美しい小山である。

 日本武尊(にほんたける
のみこと)が東征の際、
この山頂に鉾を建て
神を奉斎したとされる。

 頂上に建鉾石という
岩と小祠がある。

 中腹には岩石祭祀
遺構を備えた古墳時代
の祭祀遺跡がある。

 その中腹の東側に
陸奥国一宮の馬場
都々古別(ばばつつこ
わけ)神社がある。

 社伝によれば
日本武尊が地主神・
味耜高彦根(あじすきたか
ひこね)命を祀ったという。

 807年(大同2年)、
坂上田村麻呂が社殿造営。
日本武尊を相殿に
配祀といわれる。

 八槻(やつき)都々古
別神社、近津(ちかつ)神社
と共に「近津三社」とされ
その上宮にあたる。


馬場都々古別神社・拝殿(福島)



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