土踏んだか(新潟)
雲洞庵(うんとうあん)は
新潟県南魚沼市にある
曹洞宗の寺院である。
奈良時代、藤原房前
の母が出家し庵を結び
藤原家の尼僧院として
栄えたといわれる。
赤門から本堂へ道は
法華経の一石一字の
経石が敷かれている。
参道を踏み参詣すると
罪業消滅、万福多幸の
ご利益にあるとされる。
古来より「雲洞庵の
土踏んだか」といわれ
広く信仰される。
修行者がこの道場で
禅を学ばなければ一人前
の禅僧とは言えないとの
合言葉が起源という。
かつては、赤門は
年に1度しか開かなかった。
その時代に訪れた
一般の参拝客は開いた
赤門から、こぞって踏み
歩いたといわれる。
その経験者により
その有難さに随喜して
広く民間にも言い伝え
られたとみられる。
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雲洞庵・参道(新潟) |
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